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追憶日記

管理人のくだらない日常の云々・・・

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また落ち込み中・・・(T_T)









今日は嫌な子日記!
嫌な方はスルーしてくださいね(汗)































借金のある男を見限る女(私)は非常に冷酷で冷たい、と噂になっているらしい・・・・。

・・・借金があっても一緒に返すくらいの気持ちがないと女はダメなんだって・・・・、そうなの???

何でわかるかって、それは、会社の後輩の彼とヤツが友達だからだよ・・・・。やな感じ・・・。


・・・この歳でわざわざ借金のあるやつと一緒になる勇気は私にはない・・・・。
でもその考えはダメらしい・・・・。

私はどうしたらよかったのでしょうか???






そんなわけで気分はまたまた下降気味・・・・。



ふぅ・・・・。




でも直ぐに復活します☆
だっていい加減皆様と楽しいメールしたいもん!
半年とか経っていますがね(笑)
何事もなく普通にメールしますよ、わたしゃ。




さて、ここまで読んでくださりありがとうございます。
続きは駄文です。

じつは昨日UPしたインヴレのイングラムが病んでいるバージョン。後味が悪いので昨日大幅に変えたんですよ。

まぁ、後味が悪くても「OK」な方は、読み比べると面白いかも???
前半は一緒ですよ(^^)

















































*パラレル*
**病んでます**




~幸せを噛みしめて~



「ウニャーーー!!」


普段は垂れ下がっている髭をピンッとはり、
一生懸命に猫パンチを繰り出している。
俺はその光景を見るたびに苦笑を止められない。








・・・・あれは雨の日だっただろうか?
『子猫』は耳をうな垂れて寒さに震えていた。
普段は通り過ぎる俺だが、
雨に濡れて光り輝くプラチナ色の毛色に惹かれ、
無意識に手を差し伸べていた。
すると『子猫』は威嚇しながら俺の手を振り払った。

『同情するな!』


・・・と。
強気な態度であったが目は酷く傷ついており、
俺はなんとか『子猫』を引き取り暖めてやりたかった。
体中に擦り傷、切り傷のある『子猫』は余程の扱いを受けてきたのだろう。
捨てられたのか、逃げてきたのかわからないが、
『主人』が今現在いないのであれば、
俺が引き取っても何も問題はないはずだ。
俺は小さく笑いつつ、首を横に振った。

『同情ではない・・・』

シャー!!と威嚇する『子猫』の首根っこを掴み強制連行。
暖かい風呂で綺麗に洗い、暖かいミルクを与えた。

暖かい寝床を与え、優しく触れる。
傷ついた猫はそれでも最初は警戒して威嚇してきていたが、
時が経つにつれ、気を許し甘えてくるようになった。

ただの気まぐれで引き取ったプラチナの『子猫』。
今では俺はその『子猫』に身も心も・・・デレデレだ。







そんな『子猫』が一昨昨日、ある拾い物をしてきた。
溝鼠のように汚れた、小さな『本物の子猫』だ。
小さな身体をブルブル震わせながらも、尻尾を立てて必死に威嚇している。


「ウニャーーー!!」


普段は垂れ下がっている髭をピンッとはり、
一生懸命に猫パンチを繰り出している。
俺はその光景を見るたびに苦笑を止められない。
俺のプラチナの『子猫』クォヴレーはパンチを直に喰らい、
鼻に数本の引っかき傷が出来てしまう。

「・・・もう3日になるのに全然なつかない」

しょんぼりとうな垂れるクォヴレー。
拾ってきた猫のように、クォヴレーにも『本物の耳と髭』があれば、
しょんぼりと下に垂れているに違いない。

「まだ3日だからだろう?あと半月もすれば自分から擦り寄ってくる」
「・・・そういうものか?」

半信半疑の目で俺を見上げてくるクォヴレーに、
俺は小さく頷いてプラチナ色の髪の毛を撫でた。

「まだ人間に警戒しているだけだ。じきに警戒が解け、なついてくる。
 ・・・・お前だって俺になつくのに1ヶ月かかっただろう?」
「!!」

バツが悪かったのか、
全身を真っ赤に染めたクォヴレーは、
口をモゴモゴ動かして何か言い訳をしている。
そして甘えるように俺の身体に身体を擦り付けてきた。

「・・・あの時は生きているモノ全てが敵に思えたんだ」

クォヴレーの目が何処か遠くを見ながら独り言のように呟いた。
俺はあえて自分からはクォヴレーの過去を聞いたりはしていない。
あまり恵まれた環境でなかったのは分かっているし、
話したくなったときに話してくれればいいと思っているからだ。


・・・俺から逃げたりしなければだが。



「今日はそのくらいにしておいてゲージに戻せ」
「・・・だが」
「クォヴレー・・?」

声のトーンを少し下げるとクォヴレーは慌てて猫をゲージへと戻す。
クォヴレーは俺が低い声を出すと怯えたように身をすくめ言うことを聞く。
・・・・『教育』には良くないことだが、
『保護者』である以上、多少の『上下関係』は教えておかねばならないものだからな。


・・・俺は知っている。
俺に懐いてしまった『子猫』は、
俺に捨てられることに酷く怯えていることに。
その気持ちを利用して好き勝手している俺は悪い大人だ。

「・・・さぁ、お前も寝る時間だ」

俺が寝室を指差すとクォヴレーは小さく頷いて寝室へ向かう。
俺も後に続いて寝室へ行き、
クォヴレーがベッドに入るのを見届けると、
額にキスをして部屋を後にした。


・・・そうして鍵を掛ける。
逃げ出さないように。




ソファーに腰掛ながらワイングラスを傾ける。
テーブルにおいてあった携帯がピリリッと音をたてたので、
着信者を見てみると、
『子猫』に出会ってから一方的に別れを告げた女のうちの一人だった。

「(しつこいものだな・・・)」

うぬぼれているわけではないが結局『俺』の容姿や地位、
財力に興味があるだけのつまらない女達。
けれどクォヴレーは違う。
俺に純粋になついてきて、純粋に捨てられることに怯えている。
おそらくこの先、そんな存在には出会えないだろう。
だから決して逃がすつもりはない。

「(・・・拾ってから3ヶ月・・・。そろそろ学校に通わせて育て始めるか)」

光源氏になるつもりはないが、気分はそれに近い。

「(・・・クォヴレーなら俺の先の見えない旅の伴侶になってくれるに違いない)」

孤独なタイムダイバーである俺が掴みかけている小さな光。
ワイングラスを傾けながら、
鳴り続ける携帯のボタンを押して出ることを拒否した。
グラスに映っている顔は薄っすらと微笑を浮かべている。
俺は恐ろしい大人だ。
強制的にクォヴレーの人生のレールを作り上げている。


ワインを飲み終えると、鍵を開け寝室に入る。
まだ身体は繋げていないがそうなるのも時間の問題だろう。
俺はほろ酔い気分のままクォヴレーの横に身体を滑らせると、
包み込むようにその身体を抱きしめて眠りについた。

「・・・・ん・・・ぅ・・・?」

小さな声を漏らしながら穏やかな眠りのクォヴレー。
酒の力を借りなければ身体が火照って眠れない俺。
あと何回、酒の力を借りる羽目になるのか・・・?
いっそ襲ってしまおうか・・・?
そんなジレンマと戦いながら、
今晩も俺は小さな温もりを抱きしめながら眠りにつく・・・。
身体はつなげていなくてもコレはコレで幸せだ・・・・。


・・・もう少しだけ、このプラトニックな幸せをかみ締めるのも悪くないかもな。


『あとがき』

ありがとうございました。
一人の孤独な旅を続けていると病むと思うんですよ。
で、そんななかずぶぬれの『子猫』を拾い、愛してしまう・・・と。
・・・いつか病んだ心をクォヴレーが溶かしてくれることでしょう。
その時が本当のハッピーエンドかな?という妄想で作った話です。
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