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母の日駄文です。
サイトにUPしようと思ったのですが、
サーバに繋がらないので・・・(涙)
繋がり次第サイトに移動させますが、とりあえずどぞ☆
サイトにUPしようと思ったのですが、
サーバに繋がらないので・・・(涙)
繋がり次第サイトに移動させますが、とりあえずどぞ☆
~母の日のお礼~
ゼオラは咽が乾いたので一人食堂へ向かっていた。
しかし一人でお茶をするのも味気がないので
アラドとクォヴレーを誘おう!と彼らの部屋へ立ち寄ることにした。
彼らの部屋の前に着くと何の前触れもなく入り口を開けるゼオラ。
「アラド!クォヴレー!お茶に行かない?」
「!!?うわぁぁぁーー!!ゼオラ???」
「何??アラド!!隠せ」
しかし部屋の中の住人は、ゼオラがくるなり慌てて何かを隠したのであった。
アラドが両手をブンブン振りながら入り口に駆け寄ってくる。
その間にクォヴレーがごそごそと何かをしていた。
だがそんなに慌てて、尚且つ『隠せ』と大声で言われては、
流石のゼオラも(いや、ゼオラでなくとも)不信感を抱くであろう。
ゼオラは肩眉を吊り上げて、自分に近づいてきたアラドを問いただし始めた。
「・・・なぁに??何を隠したの??」
「そ・・それは・・そのぉ・・・はっはっはっ」
だがアラドは頭をポリポリ掻くだけで何も答えない。
仕方がないのでゼオラはアラドを押しのけ
部屋の置くにいるクォヴレーに質問した。
「クォヴレー、今何を隠したの??」
「!!な、なにも隠してなどはいないぞ!!ベッドの下には何もない!」
「ば、ばっか!!クォヴレー!!」
「あ!」
「・・・ふーん・・ベッドの下にね・・(ひょっとしてエロ本??まさかね)」
素直なクォヴレーは隠し場所を無意識に口に出してしまった。
ゼオラはしめしめ・・・とニッコリ微笑んで強引にベッドの下を除いた。
クォヴレーに邪魔されたが、
しかし彼は決して自分に対して強引なことはしてこないと
ゼオラは心得ているのでなんの障害にもならないのであった。
「さぁ、何を隠したの・・・って、アラ??」
ベッドの下からは作りかけの熊のあみぐるみと、
その熊が座れそうな小さなロッキングチェアーがあった。
どちらもまだ作りかけではあるが
あともう少しで完成、とそんな感じである。
「あちゃ~・・・、みつかっちまった」
「そうだな・・・残念だ」
「これなぁに??」
ベッドの下からそれら二つを取り出し、
作っていた人物達を交互に見る。
「・・・もうすぐ母の日だろ?」
「母の日??・・・そういわれればそうね」
「だからさ、オレ等『母の日のプレゼント』作ってたんだよ」
「プレゼント??(でも誰に???)」
そう、ゼオラもそうだが、アラドにもクォヴレーにも
『母』はいないのだ。
それなのに一体誰にあげるつもりなのだろうか?と
疑問に思うのは至極当然であろう。
「ゼオラは熊のパンツを履くくらいだから熊が好きなんだろ?」
「クォヴレー??なんで知っているのよ!?」
「??アラドが教えてくれたんだが??」
「あ、あら・・そう(アラド!覚えていらっしゃい!)」
「だからオレは熊をモチーフに女の子が好きなぬいぐるみを作ることにしたんだ」
「???そ、そう(なんだか話がみえないわね)」
「で、オレはぬいぐるみなんて作れないから、
クォヴレーが作ったぬいぐるみを座らせる椅子を作ることにしたんだよ」
「へ、へぇ??」
ゼオラはますますわけが分からなくなっていく。
一体自分の熊好きと母の日のプレゼントとどう関係があるのだろうか??
ポカーンと二人を見ていたら、
滅多に笑わないクォヴレーが笑顔を向けてきた。
「(あら、可愛い)・・クォヴレー?」
「ゼオラはいつもオレやアラドの面倒をみてくれるだろ?」
「そうそう!(余計なお世話の時もあるけど)」
「だから日ごろの感謝をこめて母の日の贈り物を用意したんだよ!」
「・・・え?」
「ゼオラにはいつもとても感謝している。
怒ってくれたり、一緒に悲しんでくれたり・・・
そう、母がいたらきっとこんな感じなんだろう、と
アラドと二人話していたんだ」
「えぇ!!?(母??)」
「だからさ、これはオレとクォヴレーからのお母さんへのプレゼントなわけ!」
「・・・・・・・」
「お母さんはゼオラ・・・お前のことだ」
「えーーー!?」
驚きで大きく見開かれるゼオラの瞳。
頬はピンクに染まっており、
やがて目じりが優しく綻び、目が潤みだし始めた。
「・・・二人とも・・・、じゃ、これは私のために・・?」
「ああ」
「そうだ」
ニカッと笑うアラドと、静かに微笑むクォヴレー。
ゼオラは二人を手招きして自分の傍へ来させた。
そして・・・・、
「二人ともありがとう!!」
ガバッと二人に抱きついたのである。
「わっ!」
「・・・、っと」
「嬉しいわ!こんなに嬉しいことは生まれて初めて!本当にありがとう」
「な、なんだよ・・泣くなよなぁ・・」
「だって・・・」
「フフ・・・、ゼオラは泣き虫だな」
「だって本当に嬉しいんだもの!完成を楽しみにしてるわね」
「ああ、任せろ」
「おう!あんまり期待はすんなよ?」
「二人がくれるんだもの!きっと素敵に違いないわ!
よぉし!嬉しいから今日のおやつはおごっちゃう!
さぁ、食堂に行きましょ??」
「やった!」
「・・・ではお言葉に甘えて」
ゼオラはベッドの上に作りかけの熊と椅子を戻すと、
二人の腕をとって食堂へ引っ張っていく。
アラドもクォヴレーも照れたような微笑を浮かべ、
食堂へと進み始めた。
・・・その後、無事に完成した熊と椅子は
綺麗にラッピングされ母=ゼオラに渡されたそうだ。
ゼオラはプレゼントを受け取った後、
しばらく部屋で嬉し涙を浮かべて喜びに浸っていたが、
・・・フと思ったのである。
「(・・・たいして歳が変らない年下の男の子に
お母さん呼ばわりされていいのかしら???
あ、でもスクール時代は桜花姉さまに母の日のプレゼントあげてたわね。
!!桜花姉さまもこんな気持ちだったのかしら???
嬉しいけど複雑っていうか・・・?)」
こうしてトリオの母の日は無事に過ぎたのであった。
母の日とは例え生みの母がいなくとも、
感謝を伝えることが出来る日なのである。
あとがき
ありがとうございました。
母の日駄文。
この文には特に意味はないです。
なんとなく作って見たかっただけです、ゼオラが主人公な話を!
ゼオラは咽が乾いたので一人食堂へ向かっていた。
しかし一人でお茶をするのも味気がないので
アラドとクォヴレーを誘おう!と彼らの部屋へ立ち寄ることにした。
彼らの部屋の前に着くと何の前触れもなく入り口を開けるゼオラ。
「アラド!クォヴレー!お茶に行かない?」
「!!?うわぁぁぁーー!!ゼオラ???」
「何??アラド!!隠せ」
しかし部屋の中の住人は、ゼオラがくるなり慌てて何かを隠したのであった。
アラドが両手をブンブン振りながら入り口に駆け寄ってくる。
その間にクォヴレーがごそごそと何かをしていた。
だがそんなに慌てて、尚且つ『隠せ』と大声で言われては、
流石のゼオラも(いや、ゼオラでなくとも)不信感を抱くであろう。
ゼオラは肩眉を吊り上げて、自分に近づいてきたアラドを問いただし始めた。
「・・・なぁに??何を隠したの??」
「そ・・それは・・そのぉ・・・はっはっはっ」
だがアラドは頭をポリポリ掻くだけで何も答えない。
仕方がないのでゼオラはアラドを押しのけ
部屋の置くにいるクォヴレーに質問した。
「クォヴレー、今何を隠したの??」
「!!な、なにも隠してなどはいないぞ!!ベッドの下には何もない!」
「ば、ばっか!!クォヴレー!!」
「あ!」
「・・・ふーん・・ベッドの下にね・・(ひょっとしてエロ本??まさかね)」
素直なクォヴレーは隠し場所を無意識に口に出してしまった。
ゼオラはしめしめ・・・とニッコリ微笑んで強引にベッドの下を除いた。
クォヴレーに邪魔されたが、
しかし彼は決して自分に対して強引なことはしてこないと
ゼオラは心得ているのでなんの障害にもならないのであった。
「さぁ、何を隠したの・・・って、アラ??」
ベッドの下からは作りかけの熊のあみぐるみと、
その熊が座れそうな小さなロッキングチェアーがあった。
どちらもまだ作りかけではあるが
あともう少しで完成、とそんな感じである。
「あちゃ~・・・、みつかっちまった」
「そうだな・・・残念だ」
「これなぁに??」
ベッドの下からそれら二つを取り出し、
作っていた人物達を交互に見る。
「・・・もうすぐ母の日だろ?」
「母の日??・・・そういわれればそうね」
「だからさ、オレ等『母の日のプレゼント』作ってたんだよ」
「プレゼント??(でも誰に???)」
そう、ゼオラもそうだが、アラドにもクォヴレーにも
『母』はいないのだ。
それなのに一体誰にあげるつもりなのだろうか?と
疑問に思うのは至極当然であろう。
「ゼオラは熊のパンツを履くくらいだから熊が好きなんだろ?」
「クォヴレー??なんで知っているのよ!?」
「??アラドが教えてくれたんだが??」
「あ、あら・・そう(アラド!覚えていらっしゃい!)」
「だからオレは熊をモチーフに女の子が好きなぬいぐるみを作ることにしたんだ」
「???そ、そう(なんだか話がみえないわね)」
「で、オレはぬいぐるみなんて作れないから、
クォヴレーが作ったぬいぐるみを座らせる椅子を作ることにしたんだよ」
「へ、へぇ??」
ゼオラはますますわけが分からなくなっていく。
一体自分の熊好きと母の日のプレゼントとどう関係があるのだろうか??
ポカーンと二人を見ていたら、
滅多に笑わないクォヴレーが笑顔を向けてきた。
「(あら、可愛い)・・クォヴレー?」
「ゼオラはいつもオレやアラドの面倒をみてくれるだろ?」
「そうそう!(余計なお世話の時もあるけど)」
「だから日ごろの感謝をこめて母の日の贈り物を用意したんだよ!」
「・・・え?」
「ゼオラにはいつもとても感謝している。
怒ってくれたり、一緒に悲しんでくれたり・・・
そう、母がいたらきっとこんな感じなんだろう、と
アラドと二人話していたんだ」
「えぇ!!?(母??)」
「だからさ、これはオレとクォヴレーからのお母さんへのプレゼントなわけ!」
「・・・・・・・」
「お母さんはゼオラ・・・お前のことだ」
「えーーー!?」
驚きで大きく見開かれるゼオラの瞳。
頬はピンクに染まっており、
やがて目じりが優しく綻び、目が潤みだし始めた。
「・・・二人とも・・・、じゃ、これは私のために・・?」
「ああ」
「そうだ」
ニカッと笑うアラドと、静かに微笑むクォヴレー。
ゼオラは二人を手招きして自分の傍へ来させた。
そして・・・・、
「二人ともありがとう!!」
ガバッと二人に抱きついたのである。
「わっ!」
「・・・、っと」
「嬉しいわ!こんなに嬉しいことは生まれて初めて!本当にありがとう」
「な、なんだよ・・泣くなよなぁ・・」
「だって・・・」
「フフ・・・、ゼオラは泣き虫だな」
「だって本当に嬉しいんだもの!完成を楽しみにしてるわね」
「ああ、任せろ」
「おう!あんまり期待はすんなよ?」
「二人がくれるんだもの!きっと素敵に違いないわ!
よぉし!嬉しいから今日のおやつはおごっちゃう!
さぁ、食堂に行きましょ??」
「やった!」
「・・・ではお言葉に甘えて」
ゼオラはベッドの上に作りかけの熊と椅子を戻すと、
二人の腕をとって食堂へ引っ張っていく。
アラドもクォヴレーも照れたような微笑を浮かべ、
食堂へと進み始めた。
・・・その後、無事に完成した熊と椅子は
綺麗にラッピングされ母=ゼオラに渡されたそうだ。
ゼオラはプレゼントを受け取った後、
しばらく部屋で嬉し涙を浮かべて喜びに浸っていたが、
・・・フと思ったのである。
「(・・・たいして歳が変らない年下の男の子に
お母さん呼ばわりされていいのかしら???
あ、でもスクール時代は桜花姉さまに母の日のプレゼントあげてたわね。
!!桜花姉さまもこんな気持ちだったのかしら???
嬉しいけど複雑っていうか・・・?)」
こうしてトリオの母の日は無事に過ぎたのであった。
母の日とは例え生みの母がいなくとも、
感謝を伝えることが出来る日なのである。
あとがき
ありがとうございました。
母の日駄文。
この文には特に意味はないです。
なんとなく作って見たかっただけです、ゼオラが主人公な話を!
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