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週刊 ディズニー・ドリーム・ファイル
↑
買うか・・・買わないか・・・迷ってます(><)
でもディズニーだしなぁ・・・欲しいな・・・、買えない値段じゃないし・・・・うーん!!!!
続きはこの前の駄文の『③』です。
メールは土曜日くらいまでお待ちください・・・。多分ね・・・・返信します・・・多分・・・・。
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買うか・・・買わないか・・・迷ってます(><)
でもディズニーだしなぁ・・・欲しいな・・・、買えない値段じゃないし・・・・うーん!!!!
続きはこの前の駄文の『③』です。
メールは土曜日くらいまでお待ちください・・・。多分ね・・・・返信します・・・多分・・・・。
~意外や意外③~
何をするわけでもなく、
ベッドでパジャマを着たままただ抱き合っていた時、
何かを思い出したのかクォヴレーは、そういえば・・と口を開くのだった。
「この前アラドの『意外』な部分を話しただろ?」
「・・・料理が上手い、というあの話か?」
イングラムはベッドに肘を立てながら伺いを立てる。
「そうだ。それでな」
「うん?」
クイクイッと青い髪の毛を引っ張りつつ、
よほど面白いことなのかクォヴレーはクスッと笑って、
昼間に起きたという出来事を話し始めるのだった。
「・・・ゼオラの料理か・・・」
二人はゲッソリしながらゼオラの住んでいる寮へと向っていた。
「前に一度だけ食べたことがあるが・・・正直イマイチだよな?」
「・・・イマイチってか・・・不味い、の一言だろ?」
うぅ・・・と頭を垂れているアラドの足は重かった。
食い意地の張っている彼もゼオラの料理は別物のようだ。
「胃に入れば同じなんだろうけどさー・・・あの味はなぁ・・」
「・・・・・なんだか頭と胃が痛くなってきた」
「・・・・オレもー・・・、ばっくれる?」
「それは・・・」
道端で立ち止まりつつ、二人は同時に頭を横に振る。
ゼオラだって好きで不味い料理を作っているわけではない。
ただ才能がないだけなのだろう。
それに普段は二人の面倒をよく見てくれる頼もしい『お姉さん』だ。
そんな彼女を悲しませたくはない。
・・・二人は無言で頷きあう。
「覚悟を決めて・・・行きますか・・・はぁ・・・」
「賛成だ・・・・ふぅ・・・」
「全く!アラドってばクォヴレーの分も食べちゃうんだから!」
顔は怒っているが声は嬉しそうなゼオラ。
それもそのはず、アラドは何のかんのと言って全部食べてくれたのだ。
「ごめんね、クォヴレー」
そしてあまり食べれなかったクォヴレーに手を合わせて謝罪をする。
クォヴレーは微笑を浮かべながら首を横に振って気にするな、と言い、
アラドを伴ってゼオラの部屋を後にした。
「今度はもっといっぱい作るからまたきてね~、二人とも!」
満面の笑みで帰る二人を送るゼオラに、
アラドもクォヴレーも手を振って別れるのだった。
・・・・ゼオラの部屋から歩くこと数分。
周りに何の気配も感じなくなると、
クォヴレーは自販機でジュースを買ってアラドに手渡した。
「アラド」
「・・・あぁ・・・さんきゅ~」
ジュースをありがたく受け取るとゴクゴクと咽を鳴らしながら飲み干していく。
まるで口直しをしているかのような勢いだが、
クォヴレーはただだまって見守っている。
「・・・ふぅ・・・」
やっとひと心地ついたのか、ジュースを飲む手を休めたアラドに、
クォヴレーは改めて御礼を言うのだった。
「ありがとう、アラド」
「ん~???なにが?」
「・・・わざとオレの分も食べてくれたんだろう?」
するとアラドは、ああ、と苦い顔をして
「気にすんなよ」
とニカッと笑うのだった。
そしてこう言った。
「オレ、慣れてるからさ」
「・・・慣れている?」
何にだ?
と、クォヴレーが目を見開いたので、
アラドは施設にいた頃の話を徐に始めるのだった。
「施設にいたときもさ、ゼオラの奴が料理を作ったんだよ」
「そうなのか!」
「そ!」
「・・・そ、それはご愁傷様というかなんというか・・・」
その時の光景を思い浮かべてクォヴレーはなんだか吐き気がこみ上げてくる。
一体どれくらいの人が犠牲になったのだろうか??
知るのも怖いが、知りたい気もする・・・そんな感じである。
「で、その時もオレは桜花姉さんとかラトのを食べてたから慣れてるんだよ。」
「・・・・つまりは3人分か?(オウカとラトって誰だ??)」
「ん~?他の人のもちょっとは手伝ってたからなぁ・・・5~6人分くらいじゃん?」
「!!・・・その頃からそんなに食べられたのか・・?ん?
(ま、まさか・・・そのせいで人より食べるように・・??)」
「ま、あいつもそのうち自分の腕に気がついてもう少し上達するんじゃねーの?
オレだってそれなりに作れるんだし・・・お嫁に行けば必要に迫られて上手くなんだろ」
「・・・・(婿がアラド、お前だったら変わらない気がする)」
「何か言った?」
「い、いや・・・?(言わないでおこう!)」
「変な奴!・・・さぁて!口直しも終わったし、帰りますかー」
「・・・そうだな」
「と、いうことがあったんだ。」
「ほぉ?」
「オレはアラドは唯単に食い意地が凄いだけかと思っていたんだが、
実はちゃんとした理由があって驚いた」
「・・・・その理由というのは?」
イングラムは呆れつつも一応確認してみる。
「ゼオラの料理をオウカ?とラト?に食べさせない為に、
自らを犠牲にして食べたんだろ?
だから胃は必要に迫られて大きくなったのだと思う」
「・・・・・・」
「アラドは凄いな!意外な部分が沢山見えてきて面白い!やはり友人は大切だな」
「(相変らず素直というか・・・)」
「イングラムもそう思うだろ?」
顔を傾げて同意を求めてくるのでイングラムはとりあえず頷いてやった。
あくまで「とりあえず」だ。
なぜならイングラムは納得していないのだ。
「(だいたい、本当に不味ければ人のモノまで食べないだろ?
食い意地があるのももちろんだが・・・アラドはおそらく・・・・、
まぁ、鈍感すぎて本人も自分の気持ちに気がついていないのだろうが・・)」
イングラムも同意してくれたことで満面の笑みのクォヴレー。
そのまま逞しい身体に腕を回してきて、
均整の取れた胸に顔を埋めて抱きついてきた。
ぎゅぅ・・・と抱きついてくる細腕は、
心なしか淋しげだ。
「どうした?」
「・・・なんだか急にさみしくなったんだ」
「寂しい?」
「・・・あの二人の間にはやはりオレは入れないような気がして。
ゼオラの料理を食べている最中もなんだか二人だけの世界のようなものを何度も感じた」
「・・・(好き合っていればそういう雰囲気もあるだろう、しかし意外だな。
・・・・親友の恋人・・・まだ未満だが、に、焼餅か)クォヴレー」
「?」
顎に指をかけ自分と視線を合わせる。
そして鼻先にチュッとキスをして優しく微笑んで見せた。
「それはおそらくゼオラも俺も感じている」
「イングラムとゼオラも?」
「お前とアラドの間には自分は入れない、とな。
親友の間には第三者には入り込めない何かがある・・そういうものだ」
「・・・親友?」
自分とアラドは親友なのだろうか?
イマイチ、ピンとこないのでクォヴレーは困ったように眉を寄せた。
「親友だろう?せっかくの親友だ、いつまでも大事にすることだ」
「・・・・そう、だな・・・。うん」
「淋しくなったら俺が胸をかしてやる。
親友にはなれないが、俺はお前の唯一無二にはなれる・・・。
そういう隙間を埋めるのも恋人の役目だ」
「イングラム・・・!」
背中にまわる腕の力が強くなった。
イングラムもクォヴレーの腰をしっかりと抱きしめ返し、
そっと唇にキスを落とした。
「・・・・んん・・・・っ」
「・・・フフ」
「?」
キスの合間、僅かに離れた隙間でイングラムが笑ったので、
クォヴレーはトロンとしたままクエッションマークを浮かべる。
「やはり、キスが上手になったな・・・」
「!!!!・・・・、ばか・・・・っ」
何をするわけでもなく、
ベッドでパジャマを着たままただ抱き合っていた時、
何かを思い出したのかクォヴレーは、そういえば・・と口を開くのだった。
「この前アラドの『意外』な部分を話しただろ?」
「・・・料理が上手い、というあの話か?」
イングラムはベッドに肘を立てながら伺いを立てる。
「そうだ。それでな」
「うん?」
クイクイッと青い髪の毛を引っ張りつつ、
よほど面白いことなのかクォヴレーはクスッと笑って、
昼間に起きたという出来事を話し始めるのだった。
「・・・ゼオラの料理か・・・」
二人はゲッソリしながらゼオラの住んでいる寮へと向っていた。
「前に一度だけ食べたことがあるが・・・正直イマイチだよな?」
「・・・イマイチってか・・・不味い、の一言だろ?」
うぅ・・・と頭を垂れているアラドの足は重かった。
食い意地の張っている彼もゼオラの料理は別物のようだ。
「胃に入れば同じなんだろうけどさー・・・あの味はなぁ・・」
「・・・・・なんだか頭と胃が痛くなってきた」
「・・・・オレもー・・・、ばっくれる?」
「それは・・・」
道端で立ち止まりつつ、二人は同時に頭を横に振る。
ゼオラだって好きで不味い料理を作っているわけではない。
ただ才能がないだけなのだろう。
それに普段は二人の面倒をよく見てくれる頼もしい『お姉さん』だ。
そんな彼女を悲しませたくはない。
・・・二人は無言で頷きあう。
「覚悟を決めて・・・行きますか・・・はぁ・・・」
「賛成だ・・・・ふぅ・・・」
「全く!アラドってばクォヴレーの分も食べちゃうんだから!」
顔は怒っているが声は嬉しそうなゼオラ。
それもそのはず、アラドは何のかんのと言って全部食べてくれたのだ。
「ごめんね、クォヴレー」
そしてあまり食べれなかったクォヴレーに手を合わせて謝罪をする。
クォヴレーは微笑を浮かべながら首を横に振って気にするな、と言い、
アラドを伴ってゼオラの部屋を後にした。
「今度はもっといっぱい作るからまたきてね~、二人とも!」
満面の笑みで帰る二人を送るゼオラに、
アラドもクォヴレーも手を振って別れるのだった。
・・・・ゼオラの部屋から歩くこと数分。
周りに何の気配も感じなくなると、
クォヴレーは自販機でジュースを買ってアラドに手渡した。
「アラド」
「・・・あぁ・・・さんきゅ~」
ジュースをありがたく受け取るとゴクゴクと咽を鳴らしながら飲み干していく。
まるで口直しをしているかのような勢いだが、
クォヴレーはただだまって見守っている。
「・・・ふぅ・・・」
やっとひと心地ついたのか、ジュースを飲む手を休めたアラドに、
クォヴレーは改めて御礼を言うのだった。
「ありがとう、アラド」
「ん~???なにが?」
「・・・わざとオレの分も食べてくれたんだろう?」
するとアラドは、ああ、と苦い顔をして
「気にすんなよ」
とニカッと笑うのだった。
そしてこう言った。
「オレ、慣れてるからさ」
「・・・慣れている?」
何にだ?
と、クォヴレーが目を見開いたので、
アラドは施設にいた頃の話を徐に始めるのだった。
「施設にいたときもさ、ゼオラの奴が料理を作ったんだよ」
「そうなのか!」
「そ!」
「・・・そ、それはご愁傷様というかなんというか・・・」
その時の光景を思い浮かべてクォヴレーはなんだか吐き気がこみ上げてくる。
一体どれくらいの人が犠牲になったのだろうか??
知るのも怖いが、知りたい気もする・・・そんな感じである。
「で、その時もオレは桜花姉さんとかラトのを食べてたから慣れてるんだよ。」
「・・・・つまりは3人分か?(オウカとラトって誰だ??)」
「ん~?他の人のもちょっとは手伝ってたからなぁ・・・5~6人分くらいじゃん?」
「!!・・・その頃からそんなに食べられたのか・・?ん?
(ま、まさか・・・そのせいで人より食べるように・・??)」
「ま、あいつもそのうち自分の腕に気がついてもう少し上達するんじゃねーの?
オレだってそれなりに作れるんだし・・・お嫁に行けば必要に迫られて上手くなんだろ」
「・・・・(婿がアラド、お前だったら変わらない気がする)」
「何か言った?」
「い、いや・・・?(言わないでおこう!)」
「変な奴!・・・さぁて!口直しも終わったし、帰りますかー」
「・・・そうだな」
「と、いうことがあったんだ。」
「ほぉ?」
「オレはアラドは唯単に食い意地が凄いだけかと思っていたんだが、
実はちゃんとした理由があって驚いた」
「・・・・その理由というのは?」
イングラムは呆れつつも一応確認してみる。
「ゼオラの料理をオウカ?とラト?に食べさせない為に、
自らを犠牲にして食べたんだろ?
だから胃は必要に迫られて大きくなったのだと思う」
「・・・・・・」
「アラドは凄いな!意外な部分が沢山見えてきて面白い!やはり友人は大切だな」
「(相変らず素直というか・・・)」
「イングラムもそう思うだろ?」
顔を傾げて同意を求めてくるのでイングラムはとりあえず頷いてやった。
あくまで「とりあえず」だ。
なぜならイングラムは納得していないのだ。
「(だいたい、本当に不味ければ人のモノまで食べないだろ?
食い意地があるのももちろんだが・・・アラドはおそらく・・・・、
まぁ、鈍感すぎて本人も自分の気持ちに気がついていないのだろうが・・)」
イングラムも同意してくれたことで満面の笑みのクォヴレー。
そのまま逞しい身体に腕を回してきて、
均整の取れた胸に顔を埋めて抱きついてきた。
ぎゅぅ・・・と抱きついてくる細腕は、
心なしか淋しげだ。
「どうした?」
「・・・なんだか急にさみしくなったんだ」
「寂しい?」
「・・・あの二人の間にはやはりオレは入れないような気がして。
ゼオラの料理を食べている最中もなんだか二人だけの世界のようなものを何度も感じた」
「・・・(好き合っていればそういう雰囲気もあるだろう、しかし意外だな。
・・・・親友の恋人・・・まだ未満だが、に、焼餅か)クォヴレー」
「?」
顎に指をかけ自分と視線を合わせる。
そして鼻先にチュッとキスをして優しく微笑んで見せた。
「それはおそらくゼオラも俺も感じている」
「イングラムとゼオラも?」
「お前とアラドの間には自分は入れない、とな。
親友の間には第三者には入り込めない何かがある・・そういうものだ」
「・・・親友?」
自分とアラドは親友なのだろうか?
イマイチ、ピンとこないのでクォヴレーは困ったように眉を寄せた。
「親友だろう?せっかくの親友だ、いつまでも大事にすることだ」
「・・・・そう、だな・・・。うん」
「淋しくなったら俺が胸をかしてやる。
親友にはなれないが、俺はお前の唯一無二にはなれる・・・。
そういう隙間を埋めるのも恋人の役目だ」
「イングラム・・・!」
背中にまわる腕の力が強くなった。
イングラムもクォヴレーの腰をしっかりと抱きしめ返し、
そっと唇にキスを落とした。
「・・・・んん・・・・っ」
「・・・フフ」
「?」
キスの合間、僅かに離れた隙間でイングラムが笑ったので、
クォヴレーはトロンとしたままクエッションマークを浮かべる。
「やはり、キスが上手になったな・・・」
「!!!!・・・・、ばか・・・・っ」
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